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樋口の[思いつきブログ]

この複雑な世の中を生きていくために(後編)

ブログを読んでいただき
ありがとうございます。

「この複雑な世の中を生きていくために
(前編)」に引き続き後編を記載します。
※前編を読んでいない方は、是非1回前の前編から読んで頂ければと思います。

⑥ 過去の成功体験を手放す

偉業を成した人でなければ人の自慢話
(過去の成功体験)って聞いていて、
どう感じますか?

尊敬している上司や先輩の話なら
興味を持って聞けるかもしれません。

しかし、その人の人となりを知らない、
またはリスペクトする気持ちが
ない人の自慢話は聞いていても
私は面白くないです。

ここでふと思い返してみると、
尊敬していた上司や先輩って

自分の話をするとき
過去の成功体験ではなく、

今や未来に対する話ばかり
していたような気がします。

逆に説教染みた話をする
親戚のおじさんなどは、
自分の過去の自慢話みたいな
話をすることが多かったような・・・

結局過去の経験は、
今に結びついて強化されなければ、
いずれ使い物にならなくなる
ということではないかと私は思います。

明確な目標があって
ありたい姿の解像度が高く見えている人は、
自分が成功する未来を想像して
今を大事にしていると思いますし、

向かう先が見えなくても
良い習慣を持っている人は今に集中して

目的ができたら
いつでもフルスロットルで前進できるように
常に準備していると思います。

しかし今に集中して自己成長のために
新しいことを学んでも、

過去の成功体験にとらわれていては
変化に適応できないのではないでしょうか。

そこで最近耳にした
「アンラーン」という言葉を引用して
過去の成功体験を手放すことの大切さを
お伝えします。

「アンラーン」という言葉は
学びを意味するLearnに、

否定や「~ない」を意味するunが
ついた言葉で過去の学びを手放すことを
意味します。

人が成長する過程で
過去の成功体験から得た自分の思考の枠が
今の自分の前進や変革の障害になる時が
しばしばあります。

そこで、今まで自分が経験したことや、
そこから得た考え方や習慣を手放すのが

アンラーンの主旨で、
単に新しいことを学ぶだけでは
過去の経験から無意識にいろいろな
バイアスがかかるため、

目の前の新しい環境の変化に
うまく適応できないか、
適応するまでに多くの時間が
かかってしまいます。

過去の成功体験や積み重ねた
経験に基づく考え方や理論などは
時代とともにいずれ古くなるもので、

現状の新たな課題に当てはまらなくなるため
自らの意思と選択でアンラーンを行い、

前向きにマインドセットを変えることで
成長を続けることがとても重要になります。

⑦ 他者の批判をしない

他者の批判をしないという考え方が
正しいことは多くの人がよく知っている
ことと思います。

しかし、私も含めて多くの人が
意識的であれ無意識的であれ
人の批判をしてしまっています。

ではなぜ多くの人は
他者の批判をしてしまうのでしょうか?

参考になる記事があったので
一部内容を要約して載せます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

批判をするという行動の根源は、
「自分は他の人よりも劣っている」
と感じる自分の感情と、

もう一つ劣等感の奥にある「恐怖」という
感情だと書いてありました。

自分が劣っているという負の感情や、
その根底にある恐怖から逃れるために
他者を批判してしまうのかもしれません。

大なり小なり人は様々な劣等感を持っていて、
多くの場合は無意識に批判をすることで
平静を保っているとも書いてありました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

では、この批判するという感情を
どのようにしてコントロールしたり
減らしたりすれば良いのでしょうか。

その答えにつながる内容として、
まずは自分の中に批判する気持ちがある

ということを認め、
劣等感や恐怖があるということに

気づいてあげることがとても重要だと
書いてありました。

劣等感や恐怖を持っていることに対して、
今の自分はダメだと
批判はしないであげてください。

実際に自分の中に批判するという心が
あることを認めるのは、
苦しいことかもしれません。

それでも自分の中の批判する心を
見抜くことで、醜い自分が見えるようになります。

多くの人は、醜い自分を直視することで
「そんな自分を変えたい」
という感情が生まれます。

思い出してください。

他の人を批判して
勝ち誇ったような気持ちになっても

最後に残るのは
空しさだけなのではないですか。

人は変われます!

今の自分を知りこうなりたいという
理想の自分を想像できれば、

きっと未来は少しマシな自分に
なっているはずですし、

以前より少し愚痴が減ったとか
人の批判する感情が少なくなった自分を
想像してみてください。

私はそんな自分になりたいと思いますし、
皆さんにもそんな自分に
少しずつなっていってほしいと思います。

⑧ 自己を評価する

私はずっと自分のことを
あまり評価できていませんでした。

20代や30代のころは
「なんで自分はこんなに仕事ができないんだ」

とか、

「あれがダメだ。これができていない。」
だとか自分を否定ばかりしてきたと思います。

最近は少しだけ自分のことを
認められるようになってきたのですが、

きっかけは、
最近始めた座禅に参加した際に

座禅の先生から教えもらった
気づきになるお話でした。

それが
「知足安分(ちそくあんぶん)」
という言葉で意味は

「足るを知り分をわきまえて満足すること」
という意味の禅語です。

もう少し詳しく書くと、
人の欲望には際限がなく
望むものが一つ手に入っても
次々とまた他のものが欲しくなります。

そんなことを繰り返していると、
人は死ぬまで幸せを感じることが
できません。

「他者と比較して
不足を求めるものではなく、
自分の中に既にあるもので
満足だと感じることができれば、
人は既に幸せであることに気付ける」

というような内容です。

日本はとても裕福な国です。

多くの日本人が多少の差はあれど、
最低限の食事が取れたり

努力次第で自由に望む仕事に就けたり、
好きな人を選択して一緒に居られたりと、
多くの幸せを自由に選択して得られます。

しかし人は、周りと比べて
相対的に足りていないところに
意識が行きがちです。

そんなことでは
いつまで経っても満足できません。

家族がいて友人がいて仕事があって
そんな幸せがもう手の中にある、
既にある幸せを理解すれば、
自然と今の自分が持っているものを

評価できるようになるのではないかと
私は思います。

私も最近意識し始めたばかりで
まだまだ欲深い面もありますが、

「足るを知る」という意識と
当たり前にある幸せに感謝する気持ちを
忘れずに生活していきます。

皆さんもぜひ
目の前にある幸せに目を向けてみては
いかがでしょうか。

⑨ 時間が有限であることを理解する

時間はすべての人に
平等に与えられているものです。

しかし、人生の後半に差し掛かったり、
身内や友人の死や自分に重大な身体の問題が

起こったりしない限り、
人は自分の時間が有限で
いずれなくなるということを
忘れてしまっているかのように感じます。

そのため再度お伝えします。

私たち一人一人の時間は有限です。

今日の今の1秒はもう戻ってきません。

そのため1日1日を悔いが無いように
大切に丁寧に生きていくことが
とても重要になります。

⑩ 今ここにいることへの感謝

最後に、
私を支えそばにいてくれる多くの人に
感謝、誕生日におめでとうのラインを
くれる人に感謝、

あなたがいてくれて良かったと言って
私を必要としてくれる人に感謝、

こんな薄情な私と
長い間友人でいてくれている人に感謝、
常に私を支えそばにいてくれる家族に感謝、

そして
「今ここにいることへの感謝」

の気持ちを持って、
来年も丁寧に生きていきます!!!

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