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代表樋口の[思いつきブログ]

AH blog vol.012:生育環境という宿命との闘い

ある有名な教育評論家の記事に

『人の人格の基礎は3歳までに、
物事に対する価値観や特性などの基礎は
7~10歳でほぼ確立される』

と書いてありました。

気になってネットで研究データなどを
探しましたが、やはり同様の記事が
たくさん出てきました。

そうなると、人の人生って
物心つくかつかないかの幼少期で
決まるのか?

自分の努力ではなく親が与える環境で
ほとんどが決まるのか?

と、とてもやるせない思いになりました。

全部自分で変えられないじゃん!!
(ちょっと心の中でぼやいてしまいました、すみません)

他にも何人兄弟か?生まれた地域はどこか?

親の学歴は?職業は?

などでもその人の環境の善し悪しが
大きく変わるのかもしれませんが、

ここに関しては、色々な研究データに対して
賛否両論出てきたので、気になる方は
ぜひ調べてみてください。

ちなみに人格形成の研究データなどの記事を
見ていると、人格に与える遺伝的要素に
ついての記事がありました。

気になったものを要約して載せると、

『厳しい親に育てられれば子どもも
厳格な行動を学習して、同じような性格に
なることはありますが、全てに当てはまる
わけではありません。』

またある研究データでは、

『同じ親に育てられた一卵性の双子は、
別々に育った一卵性の双子よりも性格など
が似ている』

というものがありました。

結論としては、同じ環境で育てられても
違う環境で育てられても、大きな違いが
数値として見受けられなかったというデータが出ています。

また遺伝子が100%同じ一卵性は
遺伝子が50%だけ同じ二卵性の
およそ2倍も似ているという研究データがあり、

双子が似るのは遺伝の影響に
よるものが大きいと考えられます。

そういう意味では、親からの特徴
(性格や身体的な特徴)は遺伝子により
色濃く引き継がれるのかもしれません。

そして今回は、記事を見ていて特に
気になった「アダルトチルドレン」
について少し詳しく書きます。

アダルトチルドレンとは、
子どもの頃に親や養育者など家族から
受けたトラウマによって

大人になってからも自身が生きづらさを
感じながら生活している人のことを指します。

主な要因として、

  • 虐待やネグレクト(育児放棄)を
    受けて育った
  • 人格を尊重しながらお互いを
    支え合う家族として十分機能しない
    不全家族のもとで育った
  • 親がアルコール依存症で子どもに
    お酒を買いに行かせる、
    またはアルコールが切れると周囲に
    暴力を振るうような環境で育った
  • 子どもの行動を常に監視し口出しする
    過干渉・完璧主義ゆえに子どもに過剰な
    プレッシャーを与える
    子どもの幸せを邪魔するなどの行動をする
    いわゆる「毒親」のもとで育った
  • 子どもの特性(性格)に理解がない
    親の不適切な養育環境で育った

が挙げられます。

そしてアダルトチルドレンの大きな共通点として「自尊心が低い」という特徴があります。

人間が自己肯定感を高め自尊心を育むためには、
成長過程において

「ありのままの自分を愛してくれる」

環境が必要なようで、
親に何らかの問題があり、

虐待されていた場合や
親の望んだ通りにしなければ
愛情を受けられないなどの
環境で育った子どもは自尊心が持てず

「自分は価値のない人間だ」と
思い込んだまま大人になる傾向が高いそうです。

自己肯定感や自尊心が低い人は、

「周囲の期待に過剰に応えようとする」
「嫌なことでもはっきり断れない」

といった自身の考えを抑え込みストレス過多な
生き方をする傾向があります。

また自責的・自虐的な人や、
被害妄想が激しく攻撃的な性格に
なってしまう人もいます。

また自尊心の低さから人に依存しがちで、
自分の価値や存在意義を周囲の人に必要とされることや

愛されることで測ろうする傾向が高いみたいです。

そのため相手に好かれようと無理をしたり
相手の言いなりになったりと
依存してしまう傾向が強く

相手と共依存の関係になりやすい
自立できないなどの傾向もあるため

ストレスを溜め込んで
うつ病・摂食障害・アルコール依存症
不安障害・適応障害などの二次障害に
かかりやすい傾向があるみたいです。

そんなアダルトチルドレンには
6つのタイプがあります。

①自分のためでなく親の期待に応えようと
頑張り屋・一生懸命で真面目な子と見られるように無理をする

「ヒーロータイプ」(英雄型)

特徴として自分のためではなく
親に叱られないためや

期待に応えたいという防衛的な
気持ちから努力をするので、

思うような結果が得られないと
急に心が折れてしまう傾向がある

②家族の不満や鬱憤を引き受けようとする傾向がある

「スケープゴートタイプ」(いけにえ型)

特徴としてヒーロータイプとは正反対の
行動をとる傾向が高く
暴力などの問題行動を起こしたり

意図してテストで極端に悪い成績を取ったりなどの悪者の行動をとる傾向がある

③家族との関係から離れて目立たず生きる

「ロスト・ワンタイプ」(いない子型)

特徴としてネグレクト(育児放棄)や
過干渉が原因で起きることが多く、

夜になっても帰宅しない・旅行などの
家族団らんにも加わらないなど

家族との関係を断つように存在を
消して傷つけられないよう逃げようとして
生きる傾向がある

④とても気立てが良く、
家族の世話を献身的に行う

「ケアテイカータイプ」(世話役型)

特徴として弟や妹の面倒を見たりなど
自分のことを後回しにしてでも世話をしてしまうなど

自分を犠牲にして過剰なまでに
誰かの世話をする傾向がある

また献身的なお世話の見返りとして
相手から褒めてもらえたり、
感謝されたりすることを求めがちで、
世話自体に依存している場合もある

⑤家族の顔色をうかがいながら道化を演じる

「ピエロタイプ」(道化師型)

特徴として
「自分がかわいく振る舞わなければ家族が険悪になる」
「笑わない、おもしろくない子は嫌われる」

と思い込んでおり、
冗談を言う
おどける
ひょうきんに振る舞うなど

険悪なムードを和らげ明るい
雰囲気を演じる傾向がある

そのため体調が悪いことさえも
隠して道化を演じ続け大きな

ストレスをためながらピエロの
仮面をかぶり続ける

⑥過剰な献身で相手の問題行動を助長する

「イネイブラータイプ」(慰め役)

特徴としてケアテイカータイプと同様に
自己犠牲によって過剰な献身を注ぐタイプで

アルコール依存症の親にせっせとお酒を
用意するなどの行動をとり、

状況を悪化させるなどの
行動をとりやすい傾向がある

また自分自身の問題から
目を背ける傾向があり若くして
一家の母親代わりをしているケースなども多く見受けられる

最後に改善方法として一番有効的だと
考えられているのが、認知行動療法で
アダルトチルドレン特有の思考を意識させ、

物事の受け止め方を変えていく
アプローチを行うことです。

自尊心の低さや自虐的な考え方などに
気付き、別の考え方があることに
気付かせていきます。

アダルトチルドレン克服の第一歩は
自分自身を客観視すること!

アダルトチルドレンは6つのタイプに
分類されますが

全てのタイプに共通していることは、

「自尊心が低く、常に人の顔色を伺って生きている」点です。

またアダルトチルドレン自身は、
ある程度成長するまで自分の育った環境が特殊だったことや、

そのような役割を担っていたことに
気付かずに生きているため、

アダルトチルドレンを克服するためには、
まずは自分自身を客観的に見つめ

本当の気持ちを解放する
アプローチが大切とのことでした。

長くなりましたが、

私の周りでも6つの特徴のどれかに
当てはまるんじゃないかという人が散見されます。

今回このような内容を長々と書いたのは、
ぜひ自分を認知してほしいということと、

生きづらいと感じている方がいれば、
その特性は変えられる可能性があるということ、

そしてあなたが悪いわけではないということを
強く伝えたかったからです。

きっと今までうまくいかない自分に
ヤキモキしたり、

周りからたくさん否定されたりしてきたかもしれません。

しかし再度言いますが、
あなたが悪いわけではありません。

そしてその特性は正しく理解して対処することで変えられる可能性があるのです。

そのことが少しでも伝わればとても幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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